日本帰国後 検疫施設宿泊、隔離飯

海外

ドイツから日本に帰国した後に、2022年3月現在は3日間の検疫施設宿泊が求めれます。
施設での隔離状況隔離飯人の気持ちをメインに書いていきたいと思います。

初日

7時過ぎに羽田空港着、およそ2時間で入国PCR検査から検疫施設へバス移動します。
バスの乗車率は50%くらいの人数が集まると出発します。
乗車時間は5分、すぐそこの検疫待機施設は「ホテル ヴィラフォンテーヌ羽田空港」です。
どうやらここは開業前に待機者用のホテルとなっている模様です。室内は結構広く、きれいな所です。

バス毎に宿泊施設が違う模様です。到着するまでどこに行くかは、わかりません。

入所に対して、一通り説明を受けます。係りの方は要点を丁寧説明してくれます。
施設からは一切の外出はできません。
待機中は喫煙、飲酒できません

これがめちゃくちゃきつい!

また、MySOSアプリでの健康、現在地報告、ビデオ通話による管理は行われます。

朝食

久しぶり日本食。着いた途端ぺろっと食べてしまいました。美味しい!

昼食

うんうん、まだ美味しく食べれますよ。

夕食

ちょっと夕食は弁当のサイズが大きいみたい。眠たいけど眠れない。時差ボケ真っ只中。

1日目

時差ボケしてますが、問答無用のアナウンスで起こされます。

朝食

この辺から、冷たい弁当飯に飽きてきます。

昼食

ちょっとこれだけでは足りませんよね?
追加のご飯であったり、欲しいものはホテルからは提供してくれません。
出前館やAmazonの利用を勧められます。
追加でスーツケースに入れていたカップラーメンを食べます。

久しぶり暖かいご飯だよ!

夕食

体がなんだか重くなってくる。
そして、ご飯も美味しくなくなってくる。
提供しているものは同じだと思うが、隔離がしんどくなってくる

部屋の一部を片付けて、室内を30分ほどウロウロ歩く。

ちょと行動がおかしくなってきてません?

えっ!湯舟に湯をはって、入浴して寝ました。

2日目

隔離生活は以前慣れてきません。これで大丈夫って人はいるんですかね?
心身ともに不健康になっていきます。

朝食

久しぶりのパン!ちょっとテンションあがります。

しかもプレッツェル!ドイツを思い出します。

昼食

隔離中だけど、なぜか忙しく、昼飯をかきこみます。
飯のかきこみのは良くないですね。どんな状況でも味もわからず、何を食べても変わりません。

夕食

あと少しで隔離施設の退所です。3日目朝PCRテスト陰性であればここから脱出できます。
希望が出てきます。この辺りで帰ったら何をしようかなと想像が膨らんできます。

何を食べようかな?

3日目

PCR検査

朝6時45分に「検査キットをドアのノブにかけてましたので、7時15分までに検査キットに唾液を採取してください。」と放送でアナウンスされます。採取後、担当の方が検体を引き取りにきます。

入所以来、ここで初めて人に会ったな。防護服を着て、しっかりと対応されてます。

帰りの移動手段手配

昼には解放されるとのことでしたが、具体的な時間はいまいち不明。
検査結果が陰性であれば、自宅に帰るのは公共交通機関を使用しても大丈夫とのことで、15時羽田発の飛行機を予約しました。

朝食

これがここで最後の食事かと思い、嚙み締めます。

昼食

まさかの弁当アゲイン!結果が出るまで待ってます。もう気持ちはここにありません。

検査結果通知、退所(外出制限解除)

検査結果は陰性でした!
13時半くらいには結果が通知されて、陰性でしたので退所(外出制限解除)できるとのこと。荷物は先にまとめておいりましたので、通知後すぐに扉を開けて部屋を出ていきます。その後はバスで羽田空港第3ターミナルで解散です!そこから各々帰路につきます。
外出制限が解除されているので、公共交通機関(飛行機、電車等)利用可能です。

3日振りの部屋の外です。外出制限がやっと解かれます。

最後に

事前に隔離情報を入手していましたが、実際に隔離施設で制限された生活は苦痛でした。
入所、退所等の言葉からもわかる様に、刑務所にいるような感じでしょうか?個人の尊厳は抑え込められています。退所後かなりピリピリされている方もおられましたが、普通の精神状態で居られないのも無理ありません。
・行動制限
 部屋から一歩も出れない。買い出しもできない。
・食事制限
 支給は冷たい弁当のみ。(→出前、ネットショッピング等での緩和は可能)

PTSDになる人もいるんじゃないの?と思わせる程です。効果と個人代償のバランス取れていないのでは。退所後のアフターケアなど、もちろん無し!ささっと施設から出ていきなさいで終了です。果たして現況において、この様な入国対応は本当に必要なのか疑問です。はっきり言って現在においては全て同じ線引きで区切るべきではなく、どうやって経済活動やプライベートを実現するか考えるべきで、がんじがらめの制限からは豊かな生活は生まれないと思います。

唯一の息抜きは、窓からの景色です。

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